読書感想ブ③:遊ばない社員はいらない
http://www.amazon.co.jp/遊ばない社員はいらない-高島-郁夫/dp/4478014841
この本を読もうと思ったきっかけ
たまたま書店を歩いていて、題名に目が止まった。
自分はどっちかというと遊んでいた方の大学生だったので、何か面白いことが書いてあるかなと興味を持った。
この著者である「高嶋郁夫」さんは福井出身みたいで、自分と同じだった。
なんかそういう共通点を見つけると急に親近感が湧いて、これはもうこの本に出会ったのは運命だろうと思えるので、読んでみた。
ちなみにこの方はFrancfrancを展開している株式会社バルスの社長。
遊ぶということについて
自分は大学時代は遊んでいたが、逆に高校まではず〜っと勉強していた。
特になにかやりたいこともなかったし、たまたま小学校の時に有名な小学校に入り、周りが超頭いい子ばっかりだったので、勉強するのは当たり前だった。
昔はスポーツの方が好きで、部活ばっかりやっていた。
小中はどっちかというとスポーツ中心の生活を送っていたように思う。
高校からは県内で1番の高校に行ったので、遅れないように必死で勉強した。
部活と勉強は両立するというのが学校の方針で、一応部活には入っていた。
結構きつくて毎日練習があり、さらに勉強も上の方をキープしたかったので、勉強と運動しかしていなかった。
なんか1時間の番組を見て、
「自分はなんて贅沢をしてしまったんだろう」
って気分になった。
いいことなんかわからんけど、1日3時間は勉強しないと不安だった。
そんな高校生活だったから、遊んだ記憶はほとんどない。
そして大学に進学して思ったことは、
「あっ、俺遊び方わからん」
このままじゃまずいと思った。
おそらくこのまま勉強して社会人になっても後悔すると。
ということで、大学生活では思いっきり遊ぶというのが目標になった。
まぁ今もどっちかっていうとインドア派だけど、大学生活の経験が少しは生きているように思う。
でも、自分て結局人に壁作るな〜っと最近反省してる。
田舎もんだからっていう言い訳はできるんだけど、なんとかしないとな〜。。。
あと、大学の授業で「男の子問題」というのを学んだ。
男の子にとって、勉強するというのは正解ではない。
よく遊んで、ふざけて、少し悪さをしないと男の子の社会では生きていけない傾向にある。
勉強するためには隠れてやらないといけない。
だから男の子の学力は低くなるというもの。
自分のことやと思った。
だから、真面目にすることも必要だけど、それと同じくらい遊ばないといけないと思った。
なんかどうすればいいんかわからんから、こういう本にはすぐに反応してしまう。
中身について
タイトルが共感を得られたけど、中身も結構共感を持てるものが多かった。
努力は必ず報われる。いや報われるまでが努力だ。
これは自分もそう思ってた。
なんか勉強して成績が良くなってくると、「お前はいいよな〜頭が良くて。俺も勉強してるのに。」って言われたりする。
でも自分からしたらその人はしていない。
死ぬほど勉強して少し成績が良くなったくらいなのに、こういう文句を言われると本当に頭にくる。
成績上がるまでは勉強していないと思う。
そしてこれはおそらく他のことにも共通するかなと。
この本の中では、途中で諦める人が多いと言う風に書かれている。
すぐに結果が出ないと「自分には向いてない」「自分には才能がない」と投げる。
自分はこうなりたくない。
多分頭の良さなんてみんな誤差なんだから、あとはどんだけ粘れるかやと思う。
考えすぎて諦めることもあると思うし、考え過ぎもダメやと思う。
普通の人は、好きな人に負ける。どれだけ好きかで、全ては決まる。
これは自分で痛感したことがある。
高校3年生の時、自分はスーパー特進クラスという上位40人のクラスにいた。
その中で5人前後が東大・京大に行ったけど、やっぱりそういう人たちって話しててレベルが違っていた。
例えば効率がいいとか、暗記力がすごいとかだったら努力でなんとか勝てる気がするんだけど、この人たちって勉強が自分よりはるかに好きだった。
自分も勉強は好きで、でもそれは成績よかったら褒められるとか、いい大学行ったらいいことありそうくらいの思いだったけど、この人たちは学ぶことそのものを楽しんでた。
なんか話してて、「こいつらには勝てんな」って思った。
なんか物事を好きになることが自分の課題かなって思った。
あんまり好きなものってなかったし、だから自分の特徴がなかったように思う。
大学生活を経て、いろいろと自分の特徴は出来てきた。
麻雀、ゲーム、ラーメン、この辺は自分結構好きだし、しゃべれと言われたらとことん喋れる。
仕事はまだ始めたてだけど、とにかく好きになれたらこっちのもんやろうとは思っている。
生きる上での最大の武器は素直さと謙虚さ
自分は一応大阪大学を卒業してて、自慢しようと思えばいくらでも自慢できる(しないけどね)。
自分にとっては正直目標を下げて受かったところだし、大学にはあまり思い入れがないからなるべく隠すというか、表には出さないけど、大阪にいた時は「阪大生やのに謙虚や」ってすごい褒められた。
気に入ってもらえて飲みに行ったりする人もできで、そこでの話のおかげで今の職に就いているので、その人にはめちゃくちゃ感謝している。
今後も謙虚でいると思う。
自分のことすごく嫌いなので、鼻が高くなることはないと思う。
他にも共感できる内容がいっぱいある。
というかここまで共感できる本は初めて。
感想
読んでてすごく気持ちがいいというか、自分が肯定される気がした。
なんかこういう本に出会えるというのは幸せだと思う。
県民性だったりするのかな、もしかしたら福井出身の人の本を読んでいけば自分の中でより強い芯ができるのかもしれない。
ここまで読んでくれてありがとうございます。