読書感想ブ10:面白い企画がなぜ、残念な商品・サービスに変わってしまうのか? 作者:太田昌宏
タイトルに一目惚れした本
本屋さんをウロウロしていて、ちょうど自分の悩みに合致するタイトルだったので購入。
面白い企画がなぜ、残念な商品・サービスに変わってしまうのか?
- 作者: 太田昌宏
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分にとってアイディアを出すことより、そこから具体的にしていくことの方が苦手意識があるため、こういうタイトルの本に惹かれてしまう。
う〜ん、こういうタイトルをつけるセンスは自分も身に付けたい。
まだ少ししか読んでおらず、まだ全部読んだ上ではないが、最初の目次だけ読んで自分にとってためになる本だと思ったのでブログにする。
けっこう企画や新しいサービスを作り出す体験記を読んでいて、目新しい情報というよりは改めて自分の中で情報が整理できる良本だと思った。
立ちふさがる7つの障壁
本の作りとしては「夢をかなえるゾウ」に似ていると思った。
7つの障壁というのが紹介されていて、具体的に1項目ごとに解説するという作りなので、その7つを紹介。
- 「アイデアを出す壁」の乗り越え方
- 「コンセプトを練り上げる壁」の乗り越え方
- 「コンセプトに自信を持つ壁」の乗り越え方
- 「上司を説得する壁」の乗り越え方
- 「関連部門を巻き込む壁」の乗り越え方
- 「社外の協力者を巻き込む壁」の乗り越え方
- 「チェック&アクションの壁」の乗り越え方
自分にとって今一番知りたいのは2。
ヒントは生活にあふれている
どの本を読んでいても当てはまることだが、アイデアを出すヒントというのは生活にあふれているように思う。
なので、まずは新しいことを始める前に今ある生活を見直して、どこに改善点があるかを常に考える必要があると思う。
そして、流行っているものはすべて正しくて、自分の好き嫌いではなく「なぜそれが世間で流行っているのか」ということを常に考える努力をする必要があると思う。
自分はSNS・ゲーム・飲食店・映画・テレビ番組・アプリなどで流行っているものになるべく触れる努力をしている。
そうすることで「流行る工夫」を肌で感じることができると思うし、自分の考えるヒントをたくさん得ることができるようになる。
ゲーム好きの自分が分析する「ポケモン」「スプラトゥーン」「モンハン」
自分が分析できる生活に一番身近なのは「ゲーム」。
ポケモン、モンハン、スプラトゥーンを今やっていて、気づいたことをまとめてみる。
まずは、やり込み要素があるということ。
廃人という言葉があり、生活のほとんどをこのゲームに費やしている層がいるためすごくレベルが高いプレイが見られる。
それを動画で共有しているため、憧れてゲームを始めたり、自分もその一員になるために時間を費やすようになる人が出てくる。
自分もその一人で、ポケモンやスプラトゥーンの上手なプレイに憧れて始めた。
次に、アップデートの回数が多いということ。
スプラトゥーンは毎週変化が起こり、ユーザーを飽きさせることがない。
フェスというイベントも月に一回はあるので、この日はフェスだからやらなきゃという気分にさせる。
ポケモンもシーズンごとにレーティングバトルができ、そのシーズンごとにスペシャルバトルのルールが変わったり、ブログの公開で強いとされるポケモンが流行って、その環境に刺さるように使うポケモンが変化したりと変化が多い。
単調なゲームではなく、戦術も幅広くなるため常に飽きることがない。
最後に、個性を出せるということ。
先日発売されたモンスターハンタークロスは狩猟のスタイルを選べたり、武器は昔からだが数ある中から自分の好きな武器を選んでいくため、他のユーザーと同じというよりはそれぞれが個性を出すことができる。
キャラクターの設定なんかはどのゲームにもあるが、それはもう必須項目といってもいいのではないだろうか。
「他の人と同じようにゲームクリアの体験を共感できる」では今の時代流行らないのかもしれない。
他にも戦略の違いなど気づくことは多く、それはゲーム好きである僕が実際にやらないと気づかないことだと思った。
じゃあこれをヒントにサービスを作るときに何をしないといけないか、自分の中で少し具体的に改善策を打つことができるようになると思う。
ユーザー目線で考えることが大事なので、自分がユーザーになっているときにいかに気づくかを大切にしなければならない。
まとめ
早いもので、「読書感想ブ」として週に1回更新してもう10回目になる。
読書の効率を上げたいと思いこのブログを始めたが、それももうすぐで50回目になる。
まだまだ閲覧数や読者など増やすために努力は必要だが、自分のような人間には気長に少しずつ改善していくのが向いているので、このまま継続していくことを目標にブログを書いていきたい。
自分の意見を言葉にして発言するという意味では、すごく効果が出始めている。
しかし、その結果次の課題が見えてきたので、これからはさらなる成長を目指して頑張りたい。